「Z会の通信教育は料金が高い?」
「高校1年生から大学受験まで続けると、いくらかかるの?」
「添削指導には、料金に見合う価値があるのだろうか?」
Z会の通信教育を検討している高校生や保護者の中には、このような疑問を持つ方もいるでしょう。
結論からいうと、Z会の通信教育は、2026年度の高1・高2生向けスタンダードプランなら月額換算9,990円(税込)から受講できます。ただし、これは12か月一括払いの場合で、プランや支払方法によって料金は変わります。
また、専用タブレットの購入条件や有料オプション、途中で受講を中止した場合の精算にも注意が必要です。
私は偏差値30台から早稲田大学法学部に合格し、その後、約20年間にわたって大学受験指導に携わってきました。
その経験から、通信教育の費用対効果を考える際には、単に月謝が安いか高いかだけでなく、受講によってどのような得点力を身につけられるかを重視しています。
特に東大や早慶などの難関大学の数学では、完答できない問題でも部分点を積み上げる答案力が重要です。

筆者が勤めていた予備校の2005年~2020年までの15年間の合格実績。
(選抜なしの誰でもか入れる予備校としては、立派と評価されていたり、職員も誇りを持って指導していました)

指導風景・環境など
(現在はオーナーが高齢を理由に他塾へ譲渡、移転し名前を変えて再出発しています)
この記事では、Z会の最新料金を学年別・プラン別に整理したうえで、年間費用や追加料金、添削指導の価値を詳しく解説します。
※本記事には広告が含まれます。料金は2026年10月15日に確認した2026年度の公式掲載情報です。申し込み時期や条件によって変わる場合があるため、契約前に最新の公式料金をご確認ください。
Z会の通信教育の料金は高い?まず結論

Z会の料金が高いかどうかは、受講するプランと、必要としている学習サポートによって変わります。
まず、2026年度の主な最低月額料金を確認しましょう。
| 対象 | プラン | 月額換算(税込) | 支払条件 |
|---|---|---|---|
| 高1・高2 | スタンダード | 9,990円 | 12か月一括払い |
| 高1・高2 | 最難関大 | 12,490円 | 12か月一括払い |
| 高1・高2 | 東大京大プレミア | 14,990円 | 12か月一括払い |
| 高3・高卒 | 難関大 | 11,165円 | 学年末までの一括払い |
| 高3・高卒 | 最難関大 | 13,960円 | 学年末までの一括払い |
| 高3・高卒 | 東大京大プレミア | 16,754円 | 学年末までの一括払い |
※いずれも2026年度の公式掲載料金。高3・高卒生向けの一括払いは、2027年2月までの受講を対象とする条件です。
料金だけを見ると、映像授業中心の低価格な学習サービスより高く感じるかもしれません。
しかし、Z会には記述問題の演習や添削指導など、学習内容に特徴があります。
そのため、自分に必要な指導内容と、支払総額を比較することが重要です。
高1・高2生向けZ会の料金をプラン別に比較
高1・高2生向けには、主にスタンダードプラン、最難関大プラン、東大京大プレミアプランがあります。
高1・高2生向けの月額料金一覧
| プラン | 12か月一括払い | 6か月一括払い | 毎月払い |
|---|---|---|---|
| スタンダード | 9,990円 | 11,165円 | 11,753円 |
| 最難関大 | 12,490円 | 13,960円 | 14,695円 |
| 東大京大プレミア | 14,990円 | 16,754円 | 17,636円 |
※税込・1か月あたりの料金です。一括払いの場合は、表示額に相当する受講期間分をまとめて支払います。
スタンダードプランはどんな人向け?
スタンダードプランは、基礎から応用までの学習を進め、大学受験に向けた土台を固めたい高校生に向いています。
難関大学を目指していても、まずは学校の学習内容を確実に理解したい場合に検討しやすいプランです。
最難関大プランはどんな人向け?
最難関大プランは、早慶や旧帝大、医学部医学科などを目指す高校生に向けたプランです。
通常の学習に加え、ハイレベルな演習や添削テストに取り組む構成が特徴です。
記述問題で得点する力を伸ばしたい受験生にとって、追加費用に見合うかを検討する価値があります。
東大京大プレミアプランはどんな人向け?
東大京大プレミアプランは、東京大学・京都大学を志望する高校生に向けたプランです。
高いレベルの演習に加え、志望大学に対応した受験指導などが用意されています。
ただし、志望大学が東大・京大だからといって、必ず最上位プランを選ぶべきとは限りません。
現在の学力や学習習慣に合うかを確認しましょう。
高3・高卒生向けZ会の料金を比較
高3・高卒生向けの通信教育は、大学入試に向けた演習が中心になります。
2026年度の料金は次のとおりです。
| プラン | 学年末までの一括払い | 毎月払い |
|---|---|---|
| 難関大 | 11,165円 | 11,753円 |
| 最難関大 | 13,960円 | 14,695円 |
| 東大京大プレミア | 16,754円 | 17,636円 |
※税込・1か月あたり。2026年度の一括払いは、2027年2月までの受講が対象です。
高3・高卒生向けは、高1・高2生向けの12か月一括払いとは条件が異なります。
また、10月など年度途中から申し込む場合、4月から受講した場合と支払総額は同じではありません。
高3生は、入会する月から学年末までの残り期間で総額を計算することが大切です。
高3生は最上位プランを選ぶべき?
志望大学のレベルだけでプランを決めるのはおすすめしません。
例えば、難関大学を目指していても、基礎的な知識が不足している場合は、難しい演習を増やすより、基本問題を確実に解けるようにすることが先決です。
一方、基本問題は安定して解けるものの、記述答案で十分な得点が取れない場合には、添削演習を重視する価値があります。
Z会の年間費用はいくら?支払総額をシミュレーション

月額換算の料金だけでは、実際に必要な予算を把握できません。
ここでは、2026年度の料金をもとに、受講会費のみの総額を計算します。
高1・高2生が12か月受講した場合
| プラン | 12か月一括払いの総額 | 毎月払いを12か月続けた総額 |
|---|---|---|
| スタンダード | 119,880円 | 141,036円 |
| 最難関大 | 149,880円 | 176,340円 |
| 東大京大プレミア | 179,880円 | 211,632円 |
※毎月払いの総額は、同じ2026年度の月額が12か月適用されると仮定した比較用の計算です。実際の請求額は受講年度・料金改定・申込時期によって変わる場合があります。
例えば、スタンダードプランなら、12か月一括払いと毎月払いの差は21,156円です。
ただし、長期間の一括払いが必ず最適とは限りません。
途中で受講をやめる可能性がある場合は、会費の精算やタブレットの条件も確認しましょう。
高3・高卒生が6か月受講する場合の参考額
| プラン | 月額換算 | 6か月分の参考額 |
|---|---|---|
| 難関大 | 11,165円 | 66,990円 |
| 最難関大 | 13,960円 | 83,760円 |
| 東大京大プレミア | 16,754円 | 100,524円 |
※単純な6か月分の試算です。実際の2026年度の一括払いは学年末までの残り受講期間を対象とするため、上表の金額がそのまま請求されるとは限りません。
正確な総額は、公式サイトの会費シミュレーションで確認してください。
Z会は月謝以外にも費用がかかる?追加料金を確認

Z会の費用を比較する際に、特に注意したいのがタブレット料金と有料オプションです。
専用タブレットは本当に0円?
Z会の専用タブレットは、一定の条件を満たすと初回購入時に0円となります。
しかし、無条件で無料になるわけではありません。
2026年度の高1・高2生向けでは、専用タブレットの通常価格は44,600円(税込)です。
12か月または6か月の一括払いで対象プランを受講し、所定の条件を満たす場合、44,600円の割引が適用されます。
一方、毎月払いでは、初回購入時の割引後価格が19,800円となる条件があります。
高3・高卒生向けも、支払方法や学年末までの受講条件によってタブレット代が変わります。
途中でやめるとタブレット代が請求される?
ここは必ず確認してほしいポイントです。
高1・高2生向けでは、原則として6か月未満で受講を中止すると、専用タブレットの割引が解除され、通常価格44,600円を基準とする精算が発生します。
高3・高卒生向けでは、学年末の2月まで受講することを前提とする割引条件があります。
例えば、高3生が一括払いで専用タブレットを0円購入し、条件を満たさず途中中止した場合、44,600円が請求される例が公式サイトに掲載されています。
ただし、実際の精算額は申込条件や支払済み金額によって異なります。
「タブレット0円」という表示だけで判断せず、途中解約した場合の総負担を確認しましょう。
有料オプションの料金
2026年度の公式案内では、次のようなオプションがあります。
| オプション | 1か月あたりの料金 |
|---|---|
| 英語オンラインスピーキング | 1,490円 |
| 共通テスト対策 | 2,490円 |
| 小論文対策 | 3,990円 |
※税込。共通テスト・小論文オプションは高3・高卒生向けの案内に基づきます。開講期間や組み合わせの条件があります。
例えば、共通テスト対策を追加する場合は、基本プランの受講会費に加えて月額2,490円が必要です。
必要なオプションだけを選ぶことで、費用を抑えられます。
通信環境や端末の準備も必要
Z会の高校生向け通信教育では、対応するタブレットとデジタルペンシルが必要です。
専用タブレットを購入するか、公式の動作条件を満たすiPadを使用する方法があります。
通信費なども受講者の負担となるため、家庭の学習環境を確認しておきましょう。
Z会の料金を安く抑える5つの方法

Z会を利用する際には、次の点を意識すると、必要以上の費用を抑えやすくなります。
1.支払方法による料金差を確認する
高1・高2生向けでは、12か月一括払いが最も低い月額換算料金となっています。
長期間の受講を予定している場合は、一括払いを検討する価値があります。
ただし、途中中止の可能性も考慮しましょう。
2.必要以上に上位プランを選ばない
難関大学を目指していても、現在の学力によって必要な学習内容は異なります。
最上位プランが必ずしも最適とは限りません。
3.有料オプションを増やしすぎない
英語オンラインスピーキングや小論文対策などは、必要性を確認してから追加しましょう。
4.タブレットの割引条件を確認する
すでに対応するiPadを持っている場合は、新たな端末購入が必要か確認しましょう。
ただし、対応機種やデジタルペンシルの条件には注意が必要です。
5.入会前に継続できる学習計画を立てる
途中で受講をやめると、受講会費の精算だけでなく、タブレット代の負担が生じる場合があります。
教材の難易度や学習時間を確認し、無理なく続けられるか判断しましょう。
約20年間の受験指導経験から考えるZ会の費用対効果

私は約20年間の大学受験指導を通して、塾や通信教育の価値は、単に授業時間や教材の量だけでは判断できないと考えてきました。
重要なのは、学んだことを入試本番の得点につなげられるかどうかです。
難関大数学では「部分点を取る答案力」が重要
東大や早慶などの難関大学の数学では、すべての問題を完答できるとは限りません。
例えば、東大文系数学は近年、大問4題で構成されています。
私が勤めていた予備校では、完答できる問題で得点を確保し、残りの問題でも途中式や考え方を答案に残して、できる限り部分点を取る指導を重視していました。
生徒には、難問に直面してもすぐに諦めず、採点者に伝わる答案を書くよう、粘り強く指導してきました。
実際の採点基準や合格に必要な得点は年度によって異なりますが、完答できない問題でも得点の可能性を探る姿勢は重要です。
添削は「どこで減点されたか」を知るための手段
数学の記述問題では、最終的な答えが合っていても、論理の飛躍や説明不足がある場合があります。
逆に、最後まで解き切れなくても、途中の正しい考え方が評価される可能性があります。
そのため、添削指導では、単に正解を示すだけでなく、答案のどこが評価され、どこを改善すべきかを確認することが大切です。
Z会は、難関大学水準の採点基準を用いた添削指導を公式サイトで紹介しています。
こうした指導は、難関大学の記述答案を改善するための選択肢になります。
ただし、Z会の添削がどの程度部分点対策に役立つかは、受講する講座や本人の学習方法によって異なります。
添削を受けた後の復習で費用対効果が変わる
私は長年、「授業を理解したか」よりも、「自分の力で解答を再現できるか」を重視してきました。
添削された答案を読んで理解するだけでは、十分ではありません。
間違えた原因を確認し、時間を置いてもう一度解き直すことが重要です。
添削内容を次の答案に生かせる受験生ほど、通信教育の価値を引き出しやすいと考えています。
具体的な解き直しの方法は、「大学受験の復習方法|間違えた問題を得点力に変える7つの手順」で解説しています。
大学受験の復習方法を詳しく解説、こちらの記事へ。
Z会の料金が高いと感じる人・価値を感じやすい人
| 料金が高いと感じやすい人 | 費用に価値を感じやすい人 |
|---|---|
| 基礎学習を中心に進めたい | 難関大の記述問題に取り組みたい |
| 自分で記述答案を十分に評価できる | 答案の改善点を第三者に確認してほしい |
| 添削後の復習時間を確保できない | 添削結果を使って繰り返し解き直せる |
| 学習管理を一人で続けるのが難しい | 自分で計画を立てて継続できる |
| 月々の費用をできるだけ抑えたい | 必要な答案指導に予算を確保できる |
Z会の料金が高いかどうかは、単純な金額の比較だけでは決まりません。
特に、記述答案を改善する必要がある受験生にとっては、添削指導に価値を感じる可能性があります。
一方、基礎の理解が不足している場合は、まず学習内容を理解するための教材や授業が必要かもしれません。
Z会の添削指導や教材の評価については、「Z会の通信教育の口コミ・評判は?大学受験に効果があるか徹底解説」で詳しく紹介しています。
Z会の通信教育の口コミ・評判を詳しく解説、こちらの記事へ。
Z会の料金が自分にとって適切か判断するには、教材の難易度も重要です。
現在の学力に合うか不安な方は、「Z会の通信教育は難しい?ついていけない人の特徴と対策」も参考にしてください。
「Z会の通信教育は難しい?」を詳しく解説、こちらの記事へ。
Z会とスタディサプリはどちらが費用対効果に優れる?
Z会とスタディサプリは、学習の中心となる仕組みが異なります。
| 比較項目 | Z会 | スタディサプリ |
|---|---|---|
| 主な学習方法 | 問題演習・添削 | 映像授業・演習 |
| 得意な学習 | 記述答案の作成と改善 | 知識や解法の理解 |
| 料金の考え方 | 添削や志望大別演習を含むプラン | 受講プランやサポート内容による |
| 向いている人 | 答案力を伸ばしたい人 | 基礎から理解を深めたい人 |
単純な月額料金の比較だけで、どちらが優れているとはいえません。
例えば、英文法や数学の基本的な解法を理解したい場合は、映像授業を活用する方法が考えられます。
一方、記述答案の論理展開や途中式を改善したい場合は、添削指導に価値があります。
大切なのは、自分に不足している学習を補えるかどうかです。
スタディサプリの指導内容については、既存の「スタディサプリ大学受験講座」の記事も参考にしてください。
スタディサプリ大学受験講座の評判を詳しく解説、こちらの記事へ。
Z会とスタディサプリは、料金だけでなく学習内容も異なります。
どちらが自分に合うか詳しく知りたい方は、「Z会とスタディサプリを比較!大学受験にはどちらがおすすめ?」も参考にしてください。
Z会の料金についてよくある質問
Q.Z会の通信教育は月額いくらですか?
2026年度の高1・高2生向けスタンダードプランは、12か月一括払いの場合、月額換算9,990円(税込)です。高3・高卒生向け難関大プランは、学年末までの一括払いの場合、月額換算11,165円(税込)です。プランや支払方法によって料金は異なります。
Q.Z会の通信教育は年間いくらかかりますか?
高1・高2生向けスタンダードプランを12か月一括払いで受講する場合、受講会費は119,880円(税込)です。端末代や有料オプションなどは別途条件を確認してください。
Q.Z会の専用タブレットは無料ですか?
対象プランと一括払いなどの条件を満たす場合、初回購入時に0円となります。ただし、途中中止などで条件を満たさなくなると、タブレット代の精算が発生する場合があります。
Q.Z会の料金を安くする方法はありますか?
長期間の受講を予定している場合は、一括払いを選ぶことで月額換算料金を抑えられます。ただし、途中中止の可能性や端末の精算条件も確認しましょう。
Q.Z会は途中で退会できますか?
所定の手続締切日までに受講中止の手続きを行うことで、翌月から受講を中止できると案内されています。一括払いの会費や専用タブレットの精算条件は、公式サイトで確認してください。
まとめ|Z会の料金は「添削を得点力に変えられるか」で判断しよう

Z会の通信教育は、2026年度の高1・高2生向けスタンダードプランなら、12か月一括払いで月額換算9,990円(税込)から受講できます。
高3・高卒生向けは、難関大プランの学年末までの一括払いで月額換算11,165円(税込)からです。
ただし、実際の支払総額は、学年、プラン、支払方法、受講期間によって異なります。
また、専用タブレットの割引条件や途中中止時の精算にも注意が必要です。
私が約20年間の大学受験指導で重視してきたのは、理解した内容を自分の力で答案に再現すること、そして難問でも部分点を取りにいく姿勢です。
Z会の添削指導は、こうした答案力を伸ばすための選択肢の一つです。
ただし、添削を受けるだけで満足せず、指摘された内容を復習し、自力で正しい答案を書けるようにすることが大切です。
Z会の料金が高いかどうかは、支払額だけでなく、自分に必要な添削指導を活用できるかという観点から判断しましょう。
まずは公式サイトで、学年別の料金、教材内容、端末条件を確認することをおすすめします。
参考情報
- Z会公式「高1・高2生向け受講会費・受講環境」
- Z会公式「高3・高卒生向け受講会費・受講環境」
- Z会公式「受講の中止・変更による精算」
※料金・割引・受講条件は変更される場合があります。最新の内容は公式サイトでご確認ください。

この記事を書いた人(まな坊)
大学受験指導経験約20年。
自身も受験生時代に偏差値30台から早稲田大学法学部に合格。
その後、予備校で大学受験生の指導に携わり、幅広い学力層の生徒を支援してきた。
勤務していたのは、1学年50〜60名ほどの小規模な予備校。入学時の学力による選抜を行わず、東大を含む国立大学の上位校、医学部、早稲田・慶應などへの合格者を送り出してきた。
自身の受験経験と約20年間の指導経験をもとに、大学受験の勉強法や学習サービスの活用方法を発信している。

