大学受験の英語は、1日何時間勉強すれば成績が伸びるのでしょうか。
「高3になったら毎日何時間勉強すればいい?」「高1・高2から英語を勉強する必要はある?」「英語が苦手だけれど、どのくらい時間をかければよい?」と悩んでいる高校生も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、大学受験の英語の勉強時間に、すべての受験生に当てはまる正解はありません。学年や現在の学力、志望校、苦手分野によって、必要な勉強時間も取り組む内容も変わります。
大切なのは、勉強時間を増やすことだけを目標にするのではなく、限られた時間の中で英単語・英文法・英語構文・長文読解・リスニングなどをバランスよく学び、実際に問題を解ける力を身につけることです。
私は偏差値30台から早稲田大学法学部に合格し、その後、約20年間にわたって大学受験の指導に携わってきました。その経験からも、授業を受けて理解したつもりになるだけでは不十分だと考えています。自分一人で問題を解き、正しい答えを解答用紙に再現できるようになって、初めて実力が身についたといえるからです。

筆者が勤めていた予備校の2005年~2020年までの15年間の合格実績。
(選抜なしの誰でもか入れる予備校としては、立派と評価されていたり、職員も誇りを持って指導していました)

指導風景・環境など
(現在はオーナーが高齢を理由に他塾へ譲渡、移転し名前を変えて再出発しています)
この記事では、大学受験の英語の勉強時間について、高1・高2・高3の学年別の目安、具体的な時間配分、平日と休日のスケジュール、勉強しても成績が伸びないときの改善方法まで詳しく解説します。
大学受験の英語の勉強時間は1日何時間が目安?

大学受験の英語は、毎日少しずつでも継続することが大切です。ただし、必要な勉強時間は全員同じではありません。
まずは、英語だけに使う時間の目安を確認しましょう。
| 学年・時期 | 平日の目安 | 休日の目安 |
|---|---|---|
| 高1 | 30分〜1時間 | 1〜2時間 |
| 高2 | 1〜1.5時間 | 1.5〜2.5時間 |
| 高3・春〜夏前 | 1.5〜2時間 | 2〜3時間 |
| 高3・夏休み | 2〜3時間 | 3〜4時間 |
| 高3・秋〜入試直前 | 1.5〜3時間 | 2〜4時間 |
※上記は、英語に取り組む時間を計画するための一例です。合格に必要な時間を保証する数字ではありません。学校の授業や宿題、部活動、ほかの受験科目との兼ね合いによって調整してください。英語が大きな苦手科目である場合や、難関大学を目指す場合は、より多くの時間が必要になることもあります。
勉強時間の長さだけで判断しない
例えば、英語を毎日2時間勉強していても、単語の意味を覚えられず、英文の構造も理解できず、長文問題の間違いを放置していれば、期待するほど成績が伸びないことがあります。
一方で、毎日1時間でも、単語の確認、文法問題の演習、英文の構造把握、間違えた問題の解き直しを着実に進めれば、実力を伸ばす土台を作れます。
もちろん、短時間の勉強だけで必ず十分という意味ではありません。必要な学習量を確保したうえで、その時間をどれだけ有効に使えるかが重要です。
勉強時間と同時に、「何ができるようになったか」を確認しましょう。
英語だけの勉強時間と全科目の勉強時間を分ける
大学受験では、英語だけでなく、国語・数学・地歴公民・理科などの対策も必要になります。
そのため、1日の勉強時間を考える際は、次の2つを区別してください。
- 英語の勉強時間: 英単語、英文法、長文読解、リスニングなどに使う時間
- 全科目の勉強時間: 英語を含め、受験に必要な科目を勉強する時間
例えば、休日に6時間勉強できるとしても、その6時間すべてを英語に使うとは限りません。志望校の受験科目や現在の得点状況を考え、英語に必要な時間を配分することが大切です。
高1・高2・高3の学年別に見る英語の勉強時間
学年が上がるにつれて、英語学習で優先すべき内容も変化します。
高校1年生:毎日英語に触れる習慣を作る
高1では、英語の勉強を生活の中に定着させることから始めましょう。
英語は、単語や文法などの基礎が、その後の英文読解につながる科目です。基礎を身につけないまま高3になってしまうと、長文読解や過去問演習を進めながら、単語や文法まで戻って復習する必要が出てきます。
高1のうちから少しずつ学習しておけば、高2・高3で演習に取り組みやすくなります。
高1の時間配分例:1日60分
| 学習内容 | 時間 |
|---|---|
| 英単語・英熟語 | 15分 |
| 英文法 | 20分 |
| 英文の構造を確認する練習 | 15分 |
| その日の復習・解き直し | 10分 |
| 合計 | 60分 |
最初から毎日2〜3時間の勉強を続けることが難しければ、まずは30分から始めても構いません。
大切なのは、勉強時間を少しずつ確保し、学校で習った内容をそのままにしないことです。
英単語の意味を確認し、英文法の問題を解き、間違えた問題をもう一度解く。この積み重ねが、高2以降の学習につながります。
関連記事: 大学受験の英単語の覚え方を詳しく解説、こちらの記事へ。
→大学受験の英単語の覚え方|覚えづらい一割を攻略する効率的な暗記法
高校2年生:基礎を固めながら英文を読む力を伸ばす
高2は、大学受験を意識した英語学習を本格化させたい時期です。
英単語や英文法を覚えるだけでなく、英文の構造を把握し、まとまった英文を読む練習も始めましょう。
高2の段階で、単語や文法の基礎がある程度身についている人と、基礎からやり直す必要がある人では、優先すべき勉強内容が異なります。
基礎が不十分な場合は、難しい長文問題集に進む前に、単語・文法・英文構造を見直すことが重要です。
高2の時間配分例:1日90分
| 学習内容 | 時間 |
|---|---|
| 英単語・英熟語 | 15分 |
| 英文法の問題演習 | 20分 |
| 英語構文・英文解釈 | 20分 |
| 英語長文読解 | 25分 |
| 間違えた問題の復習 | 10分 |
| 合計 | 90分 |
この時期は、英語の基礎を固めながら、読解力を伸ばしていくことを意識してください。
例えば、英文を読んで意味が分からなかった場合、原因が単語なのか、文法なのか、構造の把握なのかを確認します。原因が分かれば、必要な学習に戻りやすくなります。
高2のうちに基礎を固めておけば、高3で長文演習や過去問に使える時間を確保しやすくなります。
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→大学受験の英文法の勉強法|何から始める?成績を伸ばす7つの手順
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高校3年生:志望校に合わせて演習と復習を増やす

高3では、これまでに身につけた基礎を、入試問題を解く力につなげていきます。
英単語や英文法の学習を続けながら、英語長文、リスニング、志望校の過去問などにも取り組みましょう。
ただし、基礎が十分でない状態で過去問ばかり解いても、同じ間違いを繰り返すことがあります。問題を解いた後に原因を分析し、必要な基礎に戻って復習することが大切です。
高3の時間配分例:1日120分
| 学習内容 | 時間 |
|---|---|
| 英単語・英熟語 | 15分 |
| 英文法・英語構文の確認 | 20分 |
| 英語長文の演習 | 40分 |
| リスニング | 15分 |
| 間違えた問題の復習・解き直し | 30分 |
| 合計 | 120分 |
これは平日の学習例です。休日は、まとまった時間を使って長文問題や過去問に取り組むなど、学習内容を調整しましょう。
また、入試が近づくほど、志望校の出題傾向や配点に合わせた学習が重要になります。英作文やリスニングなど、受験方式によって必要な対策も変わるため、志望校の入試科目を確認してください。
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高3の夏休みは英語の弱点を重点的に補強する
夏休みは、普段よりまとまった学習時間を確保しやすい時期です。
ただし、毎日長時間机に向かうこと自体を目標にする必要はありません。夏休みが終わるまでに、何をできるようにするのかを明確にしましょう。
例えば、次のような目標が考えられます。
- 英単語帳の既習範囲を繰り返し確認する
- 苦手な英文法の単元を復習する
- 英文の主語・動詞を見つけ、構造を把握する
- 英語長文を時間を計って解く
- 間違えた長文を、解説を見ずにもう一度読む
夏休みの前半は基礎の弱点補強、後半は演習量を増やすなど、段階的に計画を立てる方法もあります。
もちろん、基礎が十分に身についていない場合は、演習に進む前に基礎の復習を優先してください。周囲の受験生と同じ教材を同じ速度で進める必要はありません。
高3の秋から入試直前は得点力につながる勉強を優先する
秋以降は、志望校の過去問や入試形式に近い問題を使って、実戦的な練習を増やしていきます。
この時期に大切なのは、問題を解いて点数を確認するだけで終わらせないことです。
間違えた問題について、なぜ解けなかったのかを考えましょう。
- 単語の意味が分からなかった
- 文法や構文を理解できなかった
- 英文の内容を正確に読み取れなかった
- 時間が足りなかった
- 設問の根拠を本文から見つけられなかった
原因によって、必要な対策は異なります。
単語が原因なら単語学習に戻り、構文が原因なら英文構造を確認します。時間不足が原因なら、正確に読めるようになった後で、時間を計った演習を増やします。
残り時間が少ないからこそ、弱点を見極めて学習時間を配分することが重要です。
英語の勉強時間をどう配分する?具体的な3つの例

英語の勉強時間は、確保できる時間に合わせて学習内容を組み立てると、毎日の計画に落とし込みやすくなります。
ここでは、1日30分・60分・120分の3つの例を紹介します。
1日30分しか取れない場合
部活動や学校の課題で忙しい高校生は、短時間でも続けられる計画から始めましょう。
| 学習内容 | 時間 |
|---|---|
| 英単語・英熟語 | 10分 |
| 英文法または英文構造の練習 | 10分 |
| 間違えた問題の解き直し | 10分 |
| 合計 | 30分 |
30分しかない日は、すべての分野を無理に勉強しようとせず、優先順位をつけてください。
例えば、単語の意味がなかなか出てこないなら、単語の確認に重点を置きます。英文法の問題で間違いが多いなら、その原因を復習しましょう。
休日に長文読解やリスニングの時間を追加するなど、平日と休日を組み合わせて学習する方法もあります。
1日60分勉強できる場合
英語の基礎を固めたい高校生や、部活動と受験勉強を両立している高校生には、次のような配分が考えられます。
| 学習内容 | 時間 |
|---|---|
| 英単語・英熟語 | 15分 |
| 英文法・英語構文 | 15分 |
| 英語長文 | 20分 |
| 復習・解き直し | 10分 |
| 合計 | 60分 |
英語長文は、必ずしも毎日新しい問題を解く必要はありません。新しい長文を読む日と、以前に間違えた長文を復習する日を組み合わせてもよいでしょう。
大切なのは、学習した内容を次の問題で使えるようにすることです。
1日120分勉強できる場合
英語を重点的に強化したい高校生や、入試に向けて演習を増やしたい高校生は、次のような配分を試してみてください。
| 学習内容 | 時間 |
|---|---|
| 英単語・英熟語 | 15分 |
| 英文法・英語構文 | 20分 |
| 英語長文の演習 | 40分 |
| リスニング | 15分 |
| 復習・解き直し | 30分 |
| 合計 | 120分 |
長文演習に40分使った場合も、解答や解説を確認して終わりにしないようにしましょう。なぜその答えになるのかを確認し、次に同じタイプの問題が出たとき、自力で解ける状態を目指します。
なお、上記はあくまで配分例です。英文法の基礎が不十分な場合は文法の時間を増やし、リスニングが必要ない入試方式であれば、その時間を別の分野に振り分けてください。
平日と休日で英語の勉強時間をどう変える?

毎日同じ時間を確保できるとは限りません。学校や部活動がある平日と、比較的まとまった時間を使える休日では、学習内容を変えると計画を立てやすくなります。
平日は短時間の学習を積み重ねる
平日は、英単語・英文法の確認・短い英文の読解など、継続しやすい学習を中心にしましょう。
例えば、次のようなスケジュールです。
| タイミング | 学習内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 朝または通学時間 | 英単語の確認 | 10分 |
| 帰宅後 | 英文法・構文の演習 | 20分 |
| 夜 | 英語長文または復習 | 30分 |
| 合計 | 60分 |
通学中に学習する場合は、安全を優先し、周囲の状況に注意してください。歩きながら画面を見るなど、危険な方法は避けましょう。
休日は長文演習と復習にまとまった時間を使う
休日は、平日に取り組みにくい長文読解や過去問演習に時間を使えます。
例えば、英語に3時間使える場合は、次のような計画が考えられます。
| 学習内容 | 時間 |
|---|---|
| 英単語・英熟語 | 15分 |
| 英文法・構文の確認 | 30分 |
| 長文問題の演習 | 60分 |
| 長文の復習・解き直し | 45分 |
| リスニング | 30分 |
| 合計 | 180分 |
問題を解く時間と復習する時間を、あらかじめセットで確保しておくのがポイントです。
新しい問題をたくさん解いても、間違えた原因を放置すれば、同じ失敗を繰り返す可能性があります。演習と復習を組み合わせ、できることを一つずつ増やしましょう。
英語を勉強しているのに成績が伸びない原因

勉強時間を確保しているのに成績が伸びない場合、時間を増やす前に、学習の中身を見直してみましょう。
原因1:英単語を覚えたつもりになっている
英単語帳を何度も見ていると、見覚えのある単語が増えていきます。しかし、見たときに分かることと、意味をすぐに思い出せることは同じではありません。
単語を見て意味を答えられるか、日本語を見て英語を思い出せるかなど、自分の記憶を確認する練習を取り入れましょう。
私が大切にしてきたのは、「覚えづらい一割を探し続ける」という考え方です。すでに覚えている部分を繰り返すだけでなく、なかなか覚えられない単語や熟語を見つけ、重点的に復習します。
関連記事:大学受験の英単語の覚え方を詳しく解説、こちらの記事へ。
→大学受験の英単語の覚え方|覚えづらい一割を攻略する効率的な暗記法
原因2:英文法や構文を理解しても、自力で使えない
授業や参考書の解説を読めば理解できるのに、問題になると解けない。このような場合は、解説を理解する段階で止まっている可能性があります。
解説を閉じて、もう一度自分で問題を解いてみましょう。英文であれば、主語と動詞を見つけ、修飾関係や文の構造を自力で説明できるか確認します。
大学受験では、英文の意味を何となく推測するだけでなく、文法や構造に基づいて正確に読み取る力が必要です。
関連記事:大学受験の英文法の勉強法|何から始める?成績を伸ばす7つの手順
→大学受験の英文法の勉強法|何から始める?成績を伸ばす7つの手順
関連記事:大学受験の英語構文の勉強法を詳しく解説、こちらの記事へ。
原因3:英語長文を解きっぱなしにしている
英語長文を解いた後、答え合わせだけで終わっていませんか。
間違えた問題について、単語・文法・構文・内容理解・時間配分のどこに原因があったのかを確認しましょう。
そして、必要な復習をした後、もう一度自分で英文を読み、設問に答えてみてください。
私は英語長文を読むとき、「この著者の一番言いたいことは何か」を探りながら読むことを意識していました。文章全体の主張をつかむことは、細かな英文の意味を理解することと同じくらい大切です。
関連記事:大学受験の英語長文の読み方を詳しく解説、こちらの記事へ。
→大学受験の英語長文の読み方|読めない原因と得点につながる7つの手順
関連記事:大学受験の英語長文の復習方法を詳しく解説、こちらの記事へ。
原因4:毎日の勉強計画が曖昧になっている
「今日は英語を2時間勉強する」と決めても、何をするかが決まっていなければ、教材を選ぶだけで時間を使ってしまうことがあります。
勉強を始める前に、取り組む教材と範囲を決めておきましょう。
例えば、「英単語を50語確認する」「英文法の問題を10問解く」「長文を1題解き、間違えた問題を解き直す」というように、具体的な行動に落とし込みます。
学習計画は、実行できたかどうかを振り返り、必要に応じて修正することも大切です。
関連記事:大学受験の勉強計画を詳しく解説、こちらの記事へ。
→大学受験の勉強計画|合格から逆算する年間・月間・週間スケジュールの立て方
英語の勉強時間を得点力につなげる5つのポイント

ここまで紹介した内容を踏まえ、毎日の勉強で意識したいポイントを5つに整理します。
1. 現在の学力と志望校を確認する
最初に、今の自分に何が足りないのかを把握しましょう。
英単語が不足しているのか、英文法が苦手なのか、長文を読む速度が遅いのかによって、優先すべき学習は異なります。
志望校の入試科目や出題形式も確認し、必要な対策を明確にしてください。
2. 学習内容に優先順位をつける
苦手な部分をすべて一度に克服しようとする必要はありません。
まずは、今の学力に合った教材を使い、基礎から順番に取り組みましょう。英単語や英文法などの土台が不十分な場合は、難しい長文問題に進む前に基礎を補強することが大切です。
3. 演習と復習をセットにする
問題を解いた後は、正解・不正解だけでなく、なぜその答えになるのかを確認してください。
間違えた問題は、解説を読んで理解するだけで終わらせず、時間を置いてもう一度解き直します。
4. 自力で再現できるか確認する
私が約20年間の受験指導で重視してきたのは、「解説を読めば分かる」から「自力で正解できる」へ進むことです。
英語長文であれば、英文の構造を説明できるか、本文の根拠を見つけられるか、設問に自力で答えられるかを確認します。
こうした確認を積み重ねることで、勉強した内容を実際の試験で使える力に変えていきます。
5. 勉強時間と学習成果を記録する
毎日の勉強時間に加えて、できるようになったことも記録しましょう。
例えば、次のような項目を確認します。
- 英単語の意味をすぐに答えられたか
- 英文法の問題を自力で解けたか
- 英文の主語・動詞を見つけられたか
- 長文の筆者の主張を説明できたか
- 間違えた問題を解説なしで解き直せたか
勉強時間だけを記録していると、長時間勉強したのに成果が出ていないことに気づきにくくなります。時間と成果の両方を確認し、翌日の学習計画に生かしましょう。
大学受験の英語の勉強時間に関するよくある質問

Q1. 大学受験の英語は毎日勉強したほうがよいですか?
できるだけ毎日英語に触れることをおすすめします。英単語や英文法の確認など、短時間でも継続できる学習を取り入れましょう。
ただし、毎日必ず同じ時間を確保しなければならないわけではありません。忙しい日は短時間の復習にし、休日に長文演習などのまとまった学習時間を確保する方法もあります。
Q2. 高1から大学受験の英語を勉強する必要はありますか?
高1から英語の基礎を積み重ねておくことには大きな意味があります。特に英単語や英文法は、長文読解の土台になるため、学校で習った内容を定着させておきましょう。
ただし、最初から難関大学の過去問を解く必要はありません。現在の学力に合った内容から始めることが大切です。
Q3. 英語が苦手な高校生は、1日何時間勉強すればよいですか?
英語が苦手な場合は、まず1日30分〜1時間程度から学習を習慣化し、確保できる時間に応じて増やす方法があります。
一方で、入試までの期間が短い場合や基礎の不足が大きい場合は、より多くの学習時間が必要になることもあります。
時間だけで判断せず、単語・文法・構文・読解のどこでつまずいているのかを確認し、優先順位をつけて学習しましょう。
Q4. 英語を毎日勉強しているのに成績が伸びないのはなぜですか?
考えられる原因は、基礎知識の不足、演習量の不足、復習不足、時間配分の問題などです。
まずは、間違えた問題の原因を具体的に分析してください。解説を読んで理解しただけで終わらず、解説を閉じた状態で再び解けるか確認することが重要です。
Q5. 英語長文は毎日1題解くべきですか?
必ずしも毎日新しい長文を1題解く必要はありません。現在の学力や長文の難易度によって、適切な演習量は異なります。
新しい長文を解く日と、以前に間違えた長文を復習する日を組み合わせてもよいでしょう。正確に読めるようになることを優先し、徐々に時間内に解く練習へ移行してください。
Q6. 英語の勉強時間は、ほかの受験科目より多くしたほうがよいですか?
一概にはいえません。志望校の配点や受験科目、現在の得点状況によって適切な配分は変わります。
英語の配点が高く、大きな苦手分野がある場合は英語の時間を増やすことが考えられます。一方、ほかの科目にも大きな弱点がある場合は、全体のバランスを見ながら調整しましょう。
まとめ:大学受験の英語は時間だけでなく、学習の中身を大切にしよう

大学受験の英語の勉強時間は、学年・現在の学力・志望校によって変わります。
高1では英語を勉強する習慣を作り、高2では基礎を固めながら読解力を伸ばし、高3では演習と復習を通して得点力を高めていきましょう。
勉強時間の目安は、あくまで計画を立てるための基準です。周囲の受験生の勉強時間に振り回されるのではなく、自分に必要な学習を見極め、継続して取り組むことが大切です。
私は偏差値30台から早稲田大学法学部に合格し、約20年間にわたって受験指導をしてきました。その中で大切にしてきたのは、授業を受けて理解するだけでなく、自分の力で問題を解き、正解を再現できるようにすることです。
毎日の勉強で、何をどれだけ学んだかだけでなく、何ができるようになったかを確認してみてください。
その積み重ねが、勉強時間を本当の得点力へと変えていくはずです。
英語の勉強法をさらに詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてください。
→大学受験の英語の勉強法|何から始める?成績を伸ばす7つの手順
→大学受験の勉強計画|合格から逆算する年間・月間・週間スケジュールの立て方
→大学受験の復習方法|間違えた問題を得点力に変える7つの手順

この記事を書いた人(まな坊)
大学受験指導経験約20年。
自身も受験生時代に偏差値30台から早稲田大学法学部に合格。
その後、予備校で大学受験生の指導に携わり、幅広い学力層の生徒を支援してきた。
勤務していたのは、1学年50〜60名ほどの小規模な予備校。入学時の学力による選抜を行わず、東大を含む国立大学の上位校、医学部、早稲田・慶應などへの合格者を送り出してきた。
自身の受験経験と約20年間の指導経験をもとに、大学受験の勉強法や学習サービスの活用方法を発信している。
